ロボットのサービス化が「自動化の民主化」を実現する
クラウド上にあるソフトウェアをインターネット経由で利用できるサービスであるSaaS(Software as a Service)というモデルが台頭し始めたのは2006年頃であり、近年では名刺管理サービスのSansanや人事・労務ソフトのSmartHR等、一般にも広く認知されるサービス形態となっています。
ロボット分野でも、SaaSから派生したRaaS(Robot as a Service)と呼ばれるサービスが提供されるようになってきました。RaaSの特徴として、必要なロボット台数を必要な期間利用だけできることが挙げられ、ユーザー企業には、従来のようにアセットを抱え続ける必要がないというメリットがあります。初期投資が抑えられることによって、幅広いビジネス規模のユーザーが倉庫ロボットを活用できることから、RaaSの普及は「自動化の民主化」だといえるでしょう。