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NRI、銀行の広告事業への参入を支援する「バンクディスプレイ」サービスを2022年1月に開始

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 野村総合研究所(以下、NRI)は、銀行が自行で運用するスマートフォンアプリなどのメディアを活用して、取引先企業等から広告を受託する事業に参入する際に必要となる、データの分析や広告営業、広告運営などを支援する「バンクディスプレイ」サービスを2022年1月から開始すると発表した。

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 このサービスは、広告事業へ参入する銀行及び広告出稿企業向けのサービス。サービスの導入により、銀行では、新たに非金融分野での収益モデルを確立したり、取引先企業のマーケティング活動支援を通じた地方創生事業などを迅速に立ち上げたりすることが可能となる。一方、広告主となる企業は、銀行の持つ信頼性の高いデータや、これまでにないストック&フローデータを用いた高度なターゲティング分析により、有効な広告展開が可能となる。

 NRIは、このサービスの推進に際し、銀行および広告主、広告会社のそれぞれに向けて、以下の業務を行うという。

銀行向け:広告事業の立ち上げ・運営支援

 広告事業に関する計画の検討から、広告メニューや媒体価格などの設計、リーガルチェックや広告審査など、ルール設計についても適切な案を提供。また、銀行のもつ顧客の属性データや取引データを基に、広告主にあわせたターゲット抽出手法の策定およびセキュリティ対策を行うとともに、広告主、広告会社向けの営業も支援する。さらに、アプリ開発や広告枠管理、銀行間を連携したメニュー開発や信頼性の高い共通プラットフォーム、最新のアドテクノロジー等の知識・ノウハウを提供する。

広告主、広告会社向け:広告枠の活用支援

 広告主、広告会社からの依頼を受けて、銀行の持つ広告枠を調整して提供する。また、コミュニケーション戦略立案、ターゲット選定、出稿媒体の選定/最適化、クリエイティブ制作支援、効果測定など、広告に関する全てのプロセスについても支援していく。

広告主向け:マーケティング戦略支援

 銀行メディアを通じた広告出稿により得られる大量のデータを分析し、有用なマーケティングデータとして提供する。さらに、NRIが蓄積してきた、訪問留置による時系列の「生活者1万人アンケート」データや、意識や行動を日々取得する“シングルソースデータ”、POSやアクセスログなどの“アクチュアルデータ”などを組み合わせ、広告主のマーケティング戦略を支援していく。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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