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「未来予測」の視点でテクノロジーを評価する

書評:『2030年世界はこう変わる』『楽観主義者の未来予測』

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3.指数関数的成長が期待できるか/入手可能性の問題を解決するか

 ムーアの法則に基づけば、半導体の性能向上は約20年で1万倍となる。2030年代の半導体の記憶容量はペタバイト(1000兆バイト)級で、計算能力は1億MIPSに達するだろう。我々は「ローカルで線形」な思考に慣れているので、このような社会を想像することは困難だ。しかし、未来予測にあたっては、こうした非線形の変化を強く意識しなければならない。

 『楽観主義者の未来予測』によれば、テクノロジーがこうした「指数関数的成長曲線に乗るかどうか」は、テクノロジーの重要性を評価する重要な指標だ。
 「水のスマートグリッド」は、センサ技術により水の需給をコントロールする技術だ。本書はこの技術の本質が、水の節約ではなく、水道施設のインテリジェント・ネットワーク化にあるとする。「水」が情報科学になり、指数関数的成長を始めるからだ。

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弦音 なるよ(ツルネ ナルヨ)

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