伊藤忠商事は、医用画像などをリアルタイムに管理・共有できる医療機関向けクラウドサービス「LOOKREC」を提供するエムネスとの資本業務提携を発表した。
エムネスは、Google Cloudに特化した開発体制を有し、完全クラウド型で独自の医療機関向けサービスを提供している企業。LOOKRECは、CTやMRIなどの検査装置で撮影された医用画像を、リアルタイムに医師や医療従事者が管理・共有できるクラウドサービスだという。
伊藤忠商事は資本業務提携を通じ、国内外のネットワークを活用してヘルスケア領域の新たな技術やサービスと、エムネスのクラウドサービスの連携を支援するとしている。加えて、昨年3月に100%孫会社として設立したGoogle Cloud専門のインテグレーターである、ジーアイクラウドと連携し、医療機関向けのクラウド導入をサポートしていくという。
伊藤忠商事は、中期経営計画の基本方針として「マーケットインによる事業変革」を掲げており、今回の取り組みはこれに合致するものだと述べている。
今後は、ヘルスケア領域を注力分野と位置づけ、患者や医療従事者、医療機関のニーズに応える新規サービスを企画・開発し、積極的な事業展開を進めていくとしている。