ウェザーニューズは、食品関連事業者向けに食品ロス削減によるCO2排出削減量を見える化するサービスの提供を開始した。
2050年カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けて、産業界では温室効果ガスを減らす「緩和」と温暖化による環境変化に備える「適応」の両面で気候変動の課題に取り組むことが求められている。ウェザーニューズは緩和策の一つである食品ロス削減に着目し、食品関連事業者(食品製造業、食品卸売業、食品小売業、外食産業)による食品ロス削減の効果をCO2排出削減量として可視化するサービスを開始。本サービスは、ライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)を用いて、食品ロス削減量からCO2排出削減量を算出する。
ウェザーニューズは、ZEROと共に、食品ロス削減量をCO2排出削減量として可視化する実証実験を開始。商品は、賞味期限間近や納品期限を過ぎたことで出荷先が限定され、場合によっては廃棄される可能性がある。本実証実験では、食品ロスを削減できる無人販売機「fuubo(フーボ)」で廃棄予定の商品を販売し、購買データを集める。ウェザーニューズは、購買データをCO2排出削減量に換算することで、食品ロス削減とそれによるCO2排出削減量の可視化に取り組む。