電通プロモーションプラスは、バイオプラスチック新材料の研究開発・製造を行う事業革新パートナーズと連携し2021年に開発した100%植物由来バイオプラスチック「PLANEO(プラネオ)」について、電通プロモーションプラスの海外拠点を中心としたサプライチェーンを構築し、量産体制下における販売を開始した。
「PLANEO」は、バイオプラスチックとして広く活用されているポリ乳酸(PLA)と樹木から抽出される植物由来の添加剤を混錬することで、環境性能(100%植物由来/CO2排出量抑制)とともに素形材性能(流動性)を向上させたオリジナルサステナブル素材。
「PLANEO」の特徴と期待される効果
100%植物由来であることにより、既存の石油由来プラスチックと素材の状態で比較した場合に約70%のCO2排出量抑制効果があるとした。
「流動性」(製造時における素材の流れやすさ):従来のPLAと比較し難易度の高い成型再現性や成型効率の向上 による生産コスト低減等の効果が期待できるという。近年一層高まる社会や企業に求められる環境負荷低減への取り組みという課題に対し、電通プロモーションプラスでは「PLANEO」の量産体制を整え、年内約100トンの受注・供給を目標に、下記のとおり、より広く様々な顧客の課題解決への活用を目指す、とした。
- 製造メーカー様等に向けたペレットによる素形材としての販売
- 同素材を活用したPoCプロダクト開発の提案~開発支援
- プロモーション用ノベルティや商材など「PLANEO」製プロダクト製品の自社開発と販売