資生堂は、慶應義塾大学先端生命科学研究所(慶大先端生命研)と、未来型イノベーションをリードする人材育成を目的とした包括連携協定を、6月21日に締結した。
同協定では、資生堂の研究員が自ら課題を抽出し、慶大先端生命研とともに研究アプローチや人材交流などを進めることで、イノベーションを創出。また、従来の枠にとらわれない新たなR&Dリーダー人材の育成を目指すという。
包括連携協定の内容は以下のとおり。
- 未来型イノベーションをリードする中長期的な人材育成(慶大先端生命研への長期派遣を含む)
- 先端技術を活用した研究活動、社会実装の推進
- その他、地域社会の活性化などを目的とする共同の取り組み
加えて、取り組みの一環として、慶大先端生命研(山形県鶴岡市)に資生堂の研究員2名(社内公募を経た選考で決定)を派遣。研究員は、横浜・みなとみらいの「GIC冨田研究室」と連携して未来型のイノベーションに取り組むことに加え、産官学民との連携や、枠にとらわれない活動での成功・失敗体験を積み重ねることで、事業創造・社会活動経験による将来のリーダー人材になることを目指すとしている。