博報堂は、クライアント企業のDXによる事業成長を支援するために、AI領域で専門性をもつLaboro.AIの株式を取得し、資本業務提携を行ったと発表した。
今回の提携で両社は、クライアント企業が抱えるマーケティング課題に対して、「オーダーメイドでのAIソリューション」を提供するチームを組成。AIを用いた課題の発見・設定・解決プランの提案、各企業のニーズにあったAIの開発・ビジネス実装・運用までを提供するという。
一例として、「嗜好性に基づくレコメンドアルゴリズムの開発・実装」や「顧客行動予測モデルによるCRM高度化」など、個々のクライアント企業の課題や生活者ニーズに寄り添った施策をオーダーメイドで提供していくとしている。
両社は今後、クライアント企業のマーケティング領域での高度化支援だけでなく、バリューチェーン全般でのオーダーメイドAIの提供も行う予定。「需要予測による生産計画支援」「VOC分析に基づく新商品開発支援」「AIカメラによる顧客行動解析」など、サプライチェーンの様々な領域でも、事業成長を支援するAIサービスを提供するという。