Adobe（以下、アドビ）とサッカークラブのFCバイエルンは8月3日、同クラブのDXを推進するためにパートナーシップを締結したと発表した。

　このパートナーシップにより、グローバルなファンに向け、オンラインとオフラインの両方でパーソナライズされた新しい体験を提供。アドビのエンタープライズソリューションを通じて、効率的で持続可能なビジネス体験を推進するという。

　具体的には、アドビのAdobe Real-Time Customer Data Platform（リアルタイムCDP）を含むAdobe Experience Cloudでファンのプロファイルを作成。サポーターのブランドへの関わり方の理解を深めることで、チームとパーソナルな関係を楽しめるよう支援するという。グッズの割引、ビデオコンテンツ、チケットの直前販売状況などの情報の通知や、ゴールが決まった瞬間をリアルタイムで祝福するコンテンツの配信、試合後のビデオ解説やハイライト映像などが届くとしている。

　FCバイエルンは、Adobe Acrobat Signを含むAdobe Document Cloudも採用することで、デジタル化によるファン、従業員、パートナーとの連携を推進。会員登録や選手との雇用契約などをスムーズかつ安全に行うことができ、環境への影響も軽減できるという。