問題解決に「直感」を上手に使う3つのポイント

第2回 

 前回は、ビジネスの場面でスタンダードとなっている「ロジカル思考」とその限界とできる人だけが使っている「直感」について解説しました。今回は、実際に業務で企画する場面で「ロジカル思考」に加えて「直感」をどのように戦略的に、意識的に使うのか、使い方のポイントを解説します。

[公開日]

[著] 岩田 徹

[タグ] デザイン思考 ロジカルシンキング 事業開発 論理思考

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ロジカル思考で作った“つまらない”企画書

 以下は、部下から上司への企画書の提出場面での、よくあるやりとりです。

(部下からのプレゼンテーション後)

上司 : そんなことは誰でも思いつくよ。普通でつまらないな。
部下 : いえ、データによると地域の人口と、顧客のニーズは…。
上司 : そういうデータも調べて、以前にも取り組んでうまくいかなかったんだよ。なんでもいいから、ほかにおもしろいアイディアはないの?
部下 : 全然調べていないし、できるかもわかりませんが、ジャストアイディアでこういうのはどうでしょう?(いくつか思いつきで案を出す)
上司 : なんだ、全部、最初のやつよりおもしろいじゃないか。そっちの方がいいよ。そっちの方で検討してくれ
部下 :(せっかく調査した結論なのに、その場で思いついた方がいいのかよ…)

 きちんと調べて「ロジカル思考」を使って達した結論ではなく、直感的な「思いつき」の方が評価されるのはなぜでしょうか。この「思いつき=直感」を、意識的、戦略的に使う方法はあるのでしょうか。今回は「直感を使う方法」について解説します。

 次頁以降では、具体的に、

  • A. ロジカル思考 で考えたプロセス
  • B. ロジカル思考 に「直感」をかけあわせたプロセス

を比較して、その差となるポイントを解説します。

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