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IHI、ブロックチェーン技術活用でアンモニア製造から利用までのCO2排出量を可視化する実証試験を開始

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 IHIは、アンモニア製造から利用に至るバリューチェーン全体におけるカーボンフットプリントを記録・可視化する「アンモニアCO2トレーサビリティプラットフォーム」を開発し、実証試験を開始した。

アンモニアCO2トレーサビリティプラットフォームの概要図
アンモニアCO2トレーサビリティプラットフォームの概要図

 同プラットフォームは、データ追跡信頼性の高いブロックチェーン技術を用いて、アンモニアの「つくる」「はこぶ・ためる」「つかう」の各段階におけるCO2排出量を算出、記録、可視化するなど、各プロセスにおけるCO2トレーサビリティを実現。このシステムにより、バリューチェーン上の各プレーヤーやアンモニアの需要家が、脱炭素の取り組みに関する情報を必要とする各ステークホルダーに対して、CO2排出量や削減量を証明できるようになるという。

 同社は今後、この仕組みを、世界中のアンモニアバリューチェーンに携わる誰もが参加可能なプラットフォームとして整備を進め、社外とコンソーシアムを形成した実証試験を予定。燃料アンモニアを含めたカーボンニュートラル燃料の社会実装の早期実現と、インフラ提供によるグローバルな環境負荷の低減に貢献するとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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