JTBコミュニケーションデザインは、ワーク・モチベーション研究所にて、「社内イベントのコミュニケーション効果に関する調査 ~ハイブリッド型(リアル×オンライン)に着目して~」の報告書を発表した。
同調査では、コロナ禍以降に社内イベント(会社が主催する会議、表彰式、パーティー、運動会、周年記念イベント)に参加した人にアンケート調査を行い、2016年に調査したコロナ禍以前のデータと比較して、現代の社内イベントの効果や成功要因・失敗要因を明らかにしている。
今後の企業経営における社内イベントの意義と方向性、具体的な方法などを決める資料として提示し、企業内のコミュニケーションデザインを考える上での一助となることを目的としているという。
調査結果のポイント
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コロナ禍以降、「良かった社内イベント(会社主催:会議、表彰式、パーティー、運動会、周年記念イベントなど)」は、
○ 約60%がリアルとオンラインを組み合わせたハイブリッド型イベント
○ 「すべてオンライン」「すべてリアル」での開催はそれぞれ約20%
○ 「経営陣から話を聞くよい機会」55%、コロナ禍以前より15%アップ
○ 効果は「職場コミュニケーション」「部門間連携」「モチベーション」の向上 -
社内イベントの効果は、リアルの比率が「半々」か「多め」が最大に。「すべてオンライン」で開催の場合、効果は減少。多様な参加スタイルが求められる
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社内イベントの成功要因、1位「参加しやすさ」、次いで「社員全員が同時に同じ体験」「上司や同僚とコミュニケーション」。利便性と一体感が成功のカギ
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社内イベントの失敗要因、1位「聞くだけで退屈」、オンライン比率が高いほど退屈の可能性高まる。「社長の話が長すぎる」は、「オンライン多めのハイブリッド」で高い数値
調査内容の詳細はプレスリリースを参照。