COIN+を共通基盤に“共通性”“汎用性”を実現する
──他社アプリとのOEM連携をしていますが、COIN+を広める上でのこの取り組みの狙いを教えてください。
夏目:様々な企業のアプリにCOIN+を入れていただくことで、ユーザーがそれぞれ好きなアプリを使ってあらゆる店舗で決済できるようになることを目指しています。これは、VisaやMastercard、JCBといったブランドと提携した様々な発行会社がクレジットカードを発行して、ユーザーは好きな発行会社のカードを利用しているのと同じ構造で、COIN+がブランド、アプリ提供会社が発行会社という位置づけです。つまり、飲食店や美容院でもMUJI passportで決済できるようになる、良品計画に行ってホットペッパービューティーのアプリで買い物ができるといった、どのアプリでも同じように使える“共通性”、どこでも同じように使える“汎用性”を実現しようとしているのです。COIN+を共通基盤として“共通性”“汎用性”が実現していけば、世の中のキャッシュレス比率が高まった未来に、現在のSuicaやPASMOのように広く使われる決済手段となると考えています。