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NTT、コミュニケーションサービスMetaMeに「人デジタルツイン技術」を試験実装

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 日本電信電話(NTT)は、IOWN構想の柱の1つであるデジタルツインコンピューティング(以下、DTC)において、以下4つのグランドチャレンジに取り組んでいる。

  1. 気持ちそのものを伝えるコミュニケーション技術(感性コミュケーション)
  2. 人と共に成長・共存する分身技術(Another Me)
  3. 未来社会の姿を探索する技術
  4. 地球と社会・経済システムの包摂的な平衡解を導出する技術

 今回、この取り組みの第一歩として、コミュニケーションを通じて相互に理解し合い、他者や社会とのつながり作りを支援するための技術を開発し、ドコモが技術提供するバーチャル空間構築技術に試験実装したと発表した。

 同技術を用いた新たなコミュニケーションサービス「MetaMe」を、2023年2月2日から28日までオンライン開催される「docomo Open House'23」にて展示発表するという。

 技術の概要は以下のとおり。

脳内表象可知覚化技術

 心の中の捉え方や感じ方を直接的に理解するための新しいコミュニケーション手段の1つとして、心の動きを生み出す脳に着目。脳内の反応と内面状態の関係をモデル化し、図形等を用いて可知覚化する、脳内表象可知覚化技術に取り組んでいる。従来の言語・非言語コミュニケーションでは伝達しきれない感情や、認知の微細な変化を含む感性状態を「脳の表情」と捉え、読み取り、知覚可能にし、提示する技術を開発したという。この技術により、ユーザ自身や他者の捉え方・感じ方の理解を促進し、コミュニケーションの量・質を高めるとしている。

個人性抽出技術

 個人の行動ログから、行動に影響を与える性格・価値観・趣味などの情報を埋め込んだベクトルを学習する技術。これにより、本人の価値観にあった行動をAnother Meが再現できるようになるという。たとえば価値観の類似度を比較して、価値観の近い人同士を見つけたり、多様な価値観を持つグループを作ったりすることができるとしている。

個人性再現対話技術

 発言内容に一貫したキャラクター性を持たせることを可能とする技術。指定したプロフィールや趣味などに応じた発言が可能な対話AIを実現するという。本人の特性に基づき自律的に行動する、人のデジタルツインを実現するための要素技術になるとしている。

脳内表象可知覚化技術(上)、個人性抽出技術(中)、個人性再現対話技術(下)
脳内表象可知覚化技術(上)、個人性抽出技術(中)、個人性再現対話技術(下)

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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