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凸版印刷ら5者、培養肉食用化の実現めざしコンソーシアム設立 3Dバイオプリント技術の応用開発など推進

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 凸版印刷、大阪大学大学院工学研究科(以下、大阪大学)、島津製作所(以下、島津)、伊藤ハム米久ホールディングス(以下、伊藤ハム米久)、シグマクシスは、「培養肉未来創造コンソーシアム」を設立した。

「培養肉未来創造コンソーシアム」ロゴ
「培養肉未来創造コンソーシアム」ロゴ

 同コンソーシアムは、「3Dバイオプリントによる食用培養肉製造技術に関する社会実装の具体的な取り組み」を目的とし、協業により「3Dバイオプリント技術の応用開発」「生産・流通までの一貫したバリューチェーンの確立」「省庁や民間企業との連携による法規制整備への貢献」を進める。また、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)での展示など「生活者の理解促進につながる情報発信」に注力し、培養肉食用化の実現を目指すという。

 コンソーシアム参画組織は、技術開発、省庁や関連団体との連携、対外情報発信を行う「運営パートナー」、特定の技術領域について共同研究に取り組む「R&Dパートナー」、および培養肉関連の技術・製品の普及に向けた情報発信を担う「社会実装パートナー」で構成。運営パートナーは、大阪大学、島津、伊藤ハム米久、凸版印刷、シグマクシスの5者が務める。同コンソーシアムは、R&Dパートナー・社会実装パートナーとしての参画組織を、多様な領域から募集するとしている。

 また、同コンソーシアム設立に合わせて、大阪大学、伊藤ハム米久、凸版印刷は、大阪大学吹田キャンパス内に「培養肉社会実装共同研究講座」を開所。同共同研究講座および2019年12月に設立した「大阪大学・島津分析イノベーション協働研究所」が、同コンソーシアムの研究推進拠点となる。

 5者は今後、同コンソーシアムの活動内容を世界に発信する場として、大阪府・大阪市などが出展する大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」に協賛し、培養肉自動製造装置を展示する予定。また、3Dバイオプリント技術で製造した培養肉を、希望する来場者向けに提供することを検討しているという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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