富士フイルムビジネスイノベーションは、製薬企業と医療機関をつなぐ医薬品情報提供Webプラットフォームを構築し、製薬企業向け「医薬品情報提供DX化支援サービス」を提供開始した。
同サービスでは、市販直後調査においてMRが医師に対して行う、安全性情報の確認依頼を、Eメールや郵送のダイレクトメールで案内し、医薬品情報提供Webプラットフォームを通じて医師の確認状況をタイムリーに把握することが可能。またMRは、いつどの医師にどのような安全性情報を案内したかといった履歴管理も行える。これにより、安全性情報を確認していない医師への確認依頼が適宜行えるようになり、MRの市販直後調査に関わる業務の約55%削減が見込めるとしている。
一方、医師は、医薬品情報提供Webプラットフォーム上で、安全性情報の閲覧が可能となり、MRに都度情報提供を依頼する手間が軽減される。また、医薬品情報提供Webプラットフォームから安全性情報に関する資材の閲覧・取得や発注ができ、同社が製薬企業に代わりその資材を提供するしくみもサービス化したという。
同社は今後も、製薬企業と医療機関との効率的な情報伝達を促進し、製薬業界のDXを加速するとしている。