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DNPら、北秋田市の世界文化遺産をXRで体験できる鑑賞システム公開 魅力発信により地域活性化めざす

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 大日本印刷(以下、DNP)、北秋田市、DNPプランニングネットワークは、世界文化遺産「伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡」をリアルとバーチャルを融合したXRで体験できる鑑賞システムを、4月18日に公開する。

 同システムは、伊勢堂岱遺跡に隣接する「伊勢堂岱縄文館」および同遺跡の公式ホームページで利用可能。伊勢堂岱遺跡のXR化を起点に、年間を通して同遺跡の魅力を国内外に発信し、国内外から北秋田市への来訪を促し地域活性化を目指すという。

 XRを活用した文化体験の特徴は以下のとおり。

  • 3D鑑賞システム「みどころビューア」:出土品の質感や文様をデジタルアーカイブ技術で再現。同システムを利用者自身が操作することで、様々な角度で出土品を鑑賞できる。伊勢堂岱縄文館のみで利用可能
3D鑑賞システム「みどころビューア」
3D鑑賞システム「みどころビューア」
  • 2D鑑賞システム「みどころキューブ」:画面上のキューブ型のインタフェースを操作して、多くの出土品が発見された場所・深さを見ることができる。画面上で出土品を選択することで解説を閲覧でき、オンラインでも利用可能
2D鑑賞システム「みどころキューブ」
2D鑑賞システム「みどころキューブ」
  • 360°VR鑑賞システム「バーチャル散策」:スマートフォンやPCで操作して、遺跡巡りを体験可能。実際の遺跡には景観に配慮して説明看板がないが、同システムの画面上には各種情報が表示され、遺跡の特徴を理解できる。ドローンで撮影した映像により、遺跡の規模や4つの環状列石が並ぶ様子も一望でき、オンラインでも利用可能
360°VR鑑賞システム「バーチャル散策」
360°VR鑑賞システム「バーチャル散策」

 北秋田市とDNPグループは今後、同取り組みを起点とし、同市の世界文化遺産を地域資源の魅力として、地域住民の学び、体験、シビックプライドの醸成につなげていく。また、北秋田市だけでなく、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の他の遺跡との連携も進めていくとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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