LINEは、大阪大学と共同研究講座設置に関する契約書を締結し、バーチャルキャラクターの研究開発を促進する「LINE Virtual Human 共同研究講座」を設置した。
バーチャルキャラクターの重要性が高まっている一方で、キャラクターの自然かつリアリティのある動きを表現することは、現状の技術環境では難しい課題となっているという。同研究講座では、バーチャルキャラクターに関連するこれらの課題を解決するための取り組みを実施する。
具体的な取り組み内容としては、動き指示をもとに任意のキャラクターを用いて一連の自然な動作を再現することや、トークスクリプトをもとに自然な発話動作を再現することなどが含まれるとしている。
これにより、ユーザーが任意で選んだバーチャルキャラクターの自由かつリアリティのある動きが可能に。また、動作やトークを用いたキャラクターの動画配信などを手軽に行う世界が実現されることで、仮想空間でのコミュニケーションにおける新たな形を生み出すことが可能になるという。
同研究講座では今後、オープンな枠組みで協力研究者・事業者を募集しながら、研究を推進する予定だとしている。