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アサヒグループジャパン、生成AI活用の知見・スキルをグループ横断で共有・試行するプロジェクトを発足

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 アサヒグループジャパンは、業務効率化や高度化、生活者インサイト(潜在ニーズ)の掘り起こしなどを目的とした、ジェネレーティブAI(以下、生成AI)の本格導入を見据えた「ジェネレーティブAI 『やってTRY』プロジェクト」を5月下旬から発足すると発表した。

 生成AIの試行を通して、同技術に関する利活用の知見獲得を目指すとしている。

プロジェクト概要

 同プロジェクトは、Data & Innovation室が主導し、アサヒグループ各社からの自薦による約100名の社員と共に、生成AI技術の活用についてグループ横断で試行するプロジェクトだという。

 生成AI関連の商用サービスを用いて、社内業務への有効な適用や効果創出の可能性を評価。試行後は、活用事例を投稿・閲覧できる社内ポータルサイトを通して知見の共有を行い、社員による活用スキルを向上させ、有効な用途の整理にもつなげるとしている。

 生成AIは、生成されるアウトプットの品質(真偽・精度)がプロンプトの質によって左右される。アイデアや提案、データなどを整理する「アイデア創出・整理の支援」、議事録の要約や大量データの可視化・分析をする「情報整理の支援」、コンセプト画像の生成や問い合わせに対する回答案を自動作成する「コンテンツ作成の支援」などといった視点から業務での活用を想定し、適用の可能性を検証するという。

 また、業務効率化や生産性向上に加え、潜在ニーズの掘り起こしに向けた高度データサイエンス・イノベーションに関する取り組みなども開始。

 潜在ニーズを掘り起こすためには従来、SNSなどで人間が発話した内容を分析するため、常に認知バイアスが存在することを考慮した利活用が必要だったという。しかし今回、生成AIの技術を活用することで、SNSへ投稿される画像などの非言語情報からも潜在ニーズを掘り起こしできるアプリケーションやアルゴリズムを開発する取り組みなどを開始し、今後のマーケティングの在り方に関しても探索していくと述べている。

プロジェクト発足背景

 アサヒグループでは、同技術が当然に業務に溶け込む時代の到来を想定し、試行を通じて適応範囲を理解することで、正しく活用する方法を確立することが重要と捉えているという。同技術の活用を早期に検討することで、顧客の嗜好性やインサイトを理解し、新しいサービスの提供を目指すとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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