生産部門、R&D部門におけるDX推進の具体例
続いて、生産部門、R&D部門におけるDX推進の具体例について紹介した。
工場では、DXを活用し次世代プラントの構築を進めているという。AIとオンラインシミュレータによる最適運転ガイダンスのほか、画像解析機能を搭載した高機能カメラによるプラント監視、ウェアラブルカメラによる現場作業の遠隔支援といった技術を導入している。こうした技術によって、業務作業効率を高め、作業負荷の低減を進めているのだという。業務負荷を徹底的に下げることで、急な環境変化や時代のニーズに対応できるようになると三瓶氏は主張する。また、高度な顧客要求や大量定年退職における技術伝承課題についても、DXで対応できるようにしていくという。