ディー・エヌ・エーの子会社である医療ICTベンチャーのアルムと塩野義製薬は、感染症トータルケアの構築を目的とする業務提携契約を締結した。
同提携により両社は、塩野義製薬が有する感染症対策のソリューションと、アルムが開発・提供する救命・健康サポートアプリ「MySOS」とを組み合わせたヘルスケアプラットフォームを構築。医療機関や自治体などの協力の下、感染症対策の新たな社会モデルを実現できるよう連携して取り組むという。
具体的には、下記の取り組みを実施。同取り組みは一部地域より開始し、有用性の確認をもって順次地域を拡大していく予定だとしている。
- エビデンス創出:アルムが提携する天太会および感染症専門医療機関において、薬とアプリの組み合わせによるトータルケアのエビデンス創出を実施
- 実証事業:自治体との連携により、MySOSを活用した受診前の事前問診・対面/オンラインのいずれにも対応可能な診療体制支援・診療後フォローアップのオンライン化を整備。医療ひっ迫リスクの軽減効果、医療従事者や患者の双方へもたらすメリット、自治体からの評価などの検証を行う予定
アルムと塩野義製薬は今後、両社の強みを融合した感染症トータルケアにより、生活者や患者のQOL向上を図るという。