オープンハウスグループは2023年7月、IoT、AIなどのデジタル技術を活用して企業のDXを支援するアジアクエストとともに、生成AIをオープンハウスグループの事業に活用するための実証実験を開始した。
同実証実験では、下記のようなプロジェクトへの生成AIの活用を検討していくという。
- 住まいへのこだわり、間取り、広さ、予算などの希望を、顧客から音声またはテキストで承り、推奨物件を自動生成する物件提案サービス
- 購入検討段階での設計図や物件パース、購入契約段階での重要事項説明書や契約書などの作成をアシスト
- 入居後の顧客からのアプリ、WEBブラウザページ、電話などを通じた問い合わせを、オープンハウスの子会社おうちリンクが承り、自動回答を行う仮想オンラインコンシェルジュサービス
- オープンハウスのメタバース事業戦略子会社モンドリアンが、顧客の要望に応じたアバターを自動生成
同実証実験では、「Azure OpenAI Service」を使用し、生成AIによるファインチューニングを重ね、同社の業務課題に対する改善策を検証することで、顧客へのサービス向上案を検討していくという。
アジアクエストは、技術アドバイザーとして、オープンハウスがAzure OpenAI Serviceを用いて業務課題の解決策を検討し、活用法を探る過程でサポートを行い、定期的なディスカッションを通じて生成AIの本格的な活用に向けて、共同で実証実験を進めるとしている。