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博多のコミュニティの力を束ねる、ムラジュンことAIP村上さん

AIP 村上 純志 氏インタビュー

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「LOCAL GOOD FUKUOKA」で地元課題をプロジェクト化する

 今AIPで新しく取り組んでいるのは、「LOCAL GOOD FUKUOKA」っていうプロジェクトです。このLOCAL GOODは横浜、北九州でも行われていて、地域の課題や実現したいことをテーマに、ボトムアップで解決していくための仕組みです。

 地元のさまざまな課題や実現したいことを見える化して、その課題や実現に対して取り組みたい人が、チームを組んで、プロジェクト化することが出来るっていう仕組みです。さらに資金が必要であれば、クラウドファンディングで、お金を集めることも出来るし、そのチームに、必要なスキルを持った人がいなければ、スキルのマッチングも出来るようにするっていうのが、LOCAL GOODなんです。

 クラウドファンディングの仕組みとしても面白いのですが、集まった課題をデータ分析する仕組みとかもあるのが面白いところです。LOCAL GOODはネット上のサービスですが、AIPで重要視しているのは、AIPCafeで学んだリアルな人たちや場なんです。ですので、月に1回、「LOCAL GOOD STATION」といって、課題や実現したいことなどをみんなでディスカッションするリアルな場を始めたんです。みんなであーじゃないこーじゃないって言って、ディスカッションする。

 これまでに、福岡マラソンを盛り上げて、地元の祭りとして定着させるためにはどうすれば良いかとか。買い物難民といわれる、高齢者、障がいのある方のための買い物サービスに対して、どう事業を展開していくかとか、ということに皆でアイデアを出していく。

 これまで実施したクラウドファンディングには、「ねんパラピック」っていって、高齢者、障がい者と若者とかが、一緒になって運動会みたいなのをしようというプロジェクト、クラシックをもっと一般に普及させたいという活動しているバイオリニストの方がいて、それを応援しようという方が立ち上げたプロジェクトのまだ2つだけですが、両方とも成立しています。今後、LOCAL GOOD STATIONが色々な場所で開催されて、様々な人達がディスカッションすることで、たくさんのプロジェクトが上がってくる流れにしていきたいです。

 福岡が今スタートアップなどで注目されているのは、古くから博多が商人の街だった為に気質がそもそもあることや、コミュニティが発達していることで、行政やベンチャーや大学や企業などが組みやすい土壌があり、スタートアップが生まれる可能性があるからだと思います。そこにはコミュニティと言うリアルな繋がりが必要だと考えていて、福岡、九州、日本、アジア、世界へ拡げていければもっと僕自身も楽しくなれるし、ビジネスという点でも面白くなると思っています。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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