データ活用に必要な3つの行動、創業から受け継がれる資生堂の精神
データ活用を推進する上で、小椋氏は3つの行うべきことがあると語る。
1つ目は、データ活用の先にあるビジョンを持つことだ。利益や数値目標ではなく、データ活用によって生活者や顧客とどういった関係をつくっていくのか、どういう価値を提供していくのかを整理しなければいけない。でなければ、必要以上にデータを取得してしまうという失礼な行動や、企業側の一方的な情報の押し付けにつながってしまう。お互いにより良い関係を築くためには、双方にとって何が必要で重要な情報かを、ビジョンに照らして考える必要がある。