オンライン画像共有サービス「Cacoo」がヒット
そうこうするうちに気がついたら、ブラウザ上の描画ツール Cacooがけっこうブレイクしたんです。スタートアップブームで、テック系のオンラインメディアさんがとりあげてくれたりもありましたが、おおきな要因は、Cacooを出した時に、ソーシャルネットワークがすごく流行して、口コミが加速したことです。
もうひとつの要因としては、はじめから英語対応をちゃんとしたこと。そしてクラウド型サービスにしたことで、表示速度とかもどんどん上がっていった。Chromeウェブストアが出た時に、うまく乗っかったとか。あとGoogleがハングアウトをリリースした時に、Googleさんからお声掛けもあって、ハングアウト内のアプリとして、日本で初めて採用してもらった。
そもそもなぜ画像作成共有サービスだったかについては、Backlogの中に、ウィキっていうテキストをみんなで、エディティングできるっていう仕組みがあったことがきっかけです。そこの中に画像を使うことって、けっこうあるんですが、図っていうのは、個人個人の端末にインストールされた、ツールによるものです。図を編集しようと思ったら、そのツールごとデータとかを貰わないといけないっていうことがあって。じゃ、それはもうみんなでオンラインで編集できるようにすればいいじゃないかっていうことに。
今はみんな複数の会社などで協力したりして、リモートな環境でウェブを通して働いてる人が多いですよね。ケースとしては、一社とか一部門について使われるよりは、他社を招待して一緒に使うというケースが増えています。例えば、どっかの会社さんが受注したら、お客さんと一緒にプロジェクトマネージメントをしていくような。で、僕らが推奨しているのは、お客さんとワンチームになるようなコラボレーションのかたちです。