シンプレクスは、生成AI研究開発の専門組織として「Generative AIコンピテンシー」を設立した。
シンプレクスには、ソフトウェアディベロップメント、インフラ、数理工学、プロジェクトマネジメントなどの専門領域の技術者から成る横串組織「コンピテンシー」があり、研究開発や技術研鑽、人材育成を行っているという。
今回、シンプレクスグループのAI企業であるDeep PerceptでAI開発に携わってきたメンバーを始めとした、同グループが擁するAIエキスパート・数理工学エキスパートによる組織として、Generative AIコンピテンシーを設立したとしている。
Generative AIコンピテンシーでは、これまでのAI開発の経験を活かしつつ生成AI活用ナレッジを蓄積することで、シンプレクスグループの業務効率化や顧客へのナレッジ提供を行うと述べている。コンピテンシー設立に先行して、生成AIの社内利用に向けた、利用ログ監視を含めたセキュリティ面を考慮したシステムの設計、導入、ガイドライン整備は完了しており、LLM APIおよびチャット用Webアプリを従業員用に公開。今後は、自動化・業務効率化に向けて社内で様々なPoCを実施予定だと述べている。
PoCではチャット利用だけでなく、LLM APIを開発ツールや各種システムに組み込むことを想定。また、セキュリティ対策を含む生成AI活用に関わるコンサルティングやシステム開発などのソリューションを顧客にも提供予定だという。