全社的なサステナビリティ戦略
その松古氏が現在特に力を入れているのが「サステナビリティ」だ。
統合前の昭和電工時代にはサステナビリティをCSRの一環として位置づけ、“守り”の施策としてきた。しかし今では、全社的な戦略の一部に組み込んでおり、役員が出席する毎月のサステナビリティ推進会議で、「レゾナックのサステナビリティ」についての共通言語を醸成しようとしているという。また、「サステナビリティ」といっても部門によって関心や優先度が異なるため、各部門にサステナビリティパートナーを設け、部門浸透や議論をしているというのだ。