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日頃から感謝・称賛を伝える人ほど従業員エンゲージメントが高い──Unipos調べ

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 Uniposは、従業員数500名以上の企業に勤める会社員526名を対象に、感謝・称賛とエンゲージメントに関する意識調査を実施した。

 同社は2019年に「感謝を言われる頻度が高い人は従業員エンゲージメントも高いことが判明」という調査結果を公表しており、今回は「感謝・称賛を伝える側」に焦点を当てる調査になっているという。

  • 調査概要:称賛とエンゲージメントに関する意識調査
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2023年10月11日〜12日
  • 有効回答:従業員数500名以上の企業に勤める会社員526名
エンゲージメント算出方法について

 同調査では、「親しい知人や友人にあなたの職場をどれくらい勧めたいか(職場の推奨度)」を問うEmployee Net Promoter Score(以下、eNPS)を活用し、従業員エンゲージメントを計測。eNPSは職場の推奨度を0~10の11段階で尋ね、9~10点を推奨者、7~8点を中立者、0~6点を批判者と分類している。推奨者の割合から批判者の割合を引いた数値がeNPSとなる。

社内で感謝・称賛を伝える頻度、7割以上が「月に1回以上」
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 「あなたは社内で、どのくらいの頻度で感謝・称賛を伝えていますか」(n=526)と質問したところ、「毎日」が29.7%、「週に数回」が22.4%、「週に1回」が11.8%、「月1回以上」が9.9%という回答に。感謝・称賛がある程度習慣化している人は全体の73.8%となった。

「感謝・称賛を伝えていない」層は「毎日伝えている」層より従業員エンゲージメントが40.3ポイント低い
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 「親しい知人や友人にあなたの職場をどれくらい勧めたいか(職場の推奨度)」を問うeNPSを活用し、従業員エンゲージメントを計測。その結果、全体の平均は-65.2となっている。

 そこに「感謝・称賛を伝えている頻度」を掛け合わせたところ、推奨度が最も高いのは「毎日、感謝・称賛を伝えている」と回答した層で-48.7と、全体平均よりも16.5上回るスコアとなった。また、感謝・称賛の頻度が多い順に従って推奨度が高くなっていることも判明。「感謝・称賛を伝えていない」と回答した層は-89.0となり、全体平均よりも-23.8下回っており、 毎日伝えていると回答した層とは40.3ポイントの開きがあった。この結果から、「感謝・称賛をより多くする人」ほど従業員エンゲージメントが高いということが考えられるという。

感謝・称賛を伝えたいと思うきっかけの第1位は「受け取った人はポジティブな気持ちになるから」
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 「月に1回程度」以上の頻度で感謝・称賛を伝えていると回答した方に、「あなたが、感謝・称賛を伝えたいと思うきっかけを教えてください(複数回答)」(n=388)と質問したところ、第1位は45.4%で「受け取った人はポジティブな気持ちになりやすいから」となり、続いて「部下・同僚との関係性を強めたいから」が43.6%、「場の雰囲気が良くなるから」が42.3%という回答になった。

 僅差ではあるが、感謝・称賛を伝えるきっかけに社内での自分と周囲の関係構築といった自分自身のメリットではなく、受け取った相手のメリットを最優先に考えて感謝・称賛をする人が多いことが判明したという。

7割以上が社内で感謝・称賛を伝えているが、一方で半数以上がためらいも感じている
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 「あなたが感謝・称賛を行う際にためらいを感じる理由を教えてください(複数回答)」(n=526)と質問したところ、45.2%の人が「ためらいを感じない」と回答。しかし前述の「7割以上が月1回以上感謝・称賛を伝えている」という結果から、感謝・称賛を伝えている人の中にもためらいを感じつつ伝えている人が含まれていることがうかがえるという。

 ためらいを感じている理由は主に3つ。1位は「仕事は感謝・称賛されなくてもやるべきことだから」が19.6%、2位に「どんな言葉をかけたらいいかわからないから」が18.3%、3位に「社内の人とコミュニケーションを取りたくないから」が12.4%という結果となった。仕事は感謝・称賛の有無に関わらず“やるべき”という価値観が、感謝・称賛を伝えることを阻む要因となっている考えられ、続いて「どう伝えたらいいかわからない」「コミュニケーションを取りたくない」と伝え方やコミュニケーションそのものに悩む従業員の本音が垣間見えてくるとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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