コスモエネルギーグループは2026年3月30日、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)が提供する産学連携プログラム「Industrial Liaison Program(MIT ILP)」に、2026年4月1日より参画することを発表した。海外大学主導の産学連携プログラムへの参画は、同グループとして初の試みである。
MIT ILPは1948年に創設され、世界各国の企業と強固な連携を構築するための枠組みとなっている。今回の参画を通じ、コスモエネルギーグループはグローバルな研究・技術トレンドへのアクセスを強化し、新規事業の創出および既存事業の高度化を目的とする。
背景として、同グループは第7次連結中期経営計画および中長期目標で、「石油事業の競争力強化・低炭素化」と「次世代エネルギー拡大」を推進している。これまで国内での事業探索体制強化を進めてきたが、エネルギー転換やAI技術の高度化の進展により、グローバル規模での事業機会拡大が求められていた。このような要請に応え、MITの持つ最先端の知見とネットワークを活用する方針となった。
MIT ILP参画により、次のような取り組みを進める。まず、教授陣や研究者との対話、国際カンファレンスへの参加を通じ、世界最先端の研究成果や技術動向を迅速に把握し、新たな事業機会の創出を図る。また、MIT関連のスタートアップ支援プログラム「The MIT Startup Exchange(STX)」への接点を活用し、有力スタートアップとの共同検討や協業を推進することで、新事業の創出へとつなげる。
さらに、情報のハブとしてグループ内各社の技術部門、研究所と連携し、必要な知見を迅速に共有・活用できる仕組みを整える。経営層に対しても、グローバルな経営視点や技術戦略に関する示唆をプライベートセミナーなどを通じ提供し、意思決定を支援する。
今後は、MIT ILPとの連携を活用し、組織横断の情報連携体制を構築。幅広い分野においてイノベーションの種を発掘し、グループ全体で次世代事業の育成・実用化を一層加速する構えである。
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