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ENEOS、東南アジア・豪の燃料油事業取得でシェブロンと合意

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 2026年5月14日、ENEOSホールディングスは、シェブロンのグループ各社より東南アジアおよびオーストラリアにおける燃料油・潤滑油販売事業の法人持分100%を取得するため、株式譲渡契約を締結したと発表した。取得総額は21.7億米ドル(約3,360億円)である。

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 対象となるのは、シンガポール、マレーシア、フィリピン、オーストラリア、ベトナム、インドネシアで事業展開する下流事業各社であり、ENEOSはシンガポールで設立した特別目的会社を通じて、各地域のChevron Singapore Pte. Ltd.(Singapore Refining Companyの持分50%、Chevron Lubricants Vietnam Ltd.の株式を含む)、Chevron Malaysia Limited、Chevron Philippines Inc.、Chevron Australia Downstream Holdings Pty Ltd、PT Chevron Oil Products Indonesiaの株式100%を取得する。なお、取得価格は有利子負債控除や契約調整により最終決定される。

 今後、関係当局の必要な承認などクロージング条件の充足を経たうえで、2027年中の取引完了を目指す方針だ。

 この取引はENEOSグループにとって、第4次中期経営計画で掲げる「ポートフォリオ再編」の一環であり、グローバルな視点からの事業再編を進めるものである。今後成長が見込まれる東南アジア市場や、日本の輸出市場であるオーストラリアにおいて、輸出型製油所を活用した事業競争力の強化を目指している。

 ENEOSホールディングス・宮田知秀社長は「Chevronが築いたCaltexブランドの価値を引き継ぎ、今後も着実に高めていく」とコメントしている。各地域のネットワークや事業基盤を最大限活用し、燃料油事業およびトレーディング機能の高度化、サプライチェーンの最適化を推進、アジア太平洋地域での持続的成長と安定供給に寄与する考えだ。

 一方、シェブロン側は「グローバルな事業ポートフォリオの再編と責任ある遂行を示すもの」とし、Caltexブランドと現地社員が今後ENEOSグループで活躍することへの期待も表明した。移行期間中はパートナー企業として円滑な業務引き継ぎを支援する意向である。

 日本国内では石油需要の減少が続く一方、東南アジア地域では燃料需要の拡大が見込まれる。ENEOSはグループ全体のシナジー創出と海外成長の加速を図り、中長期的な企業価値向上とポートフォリオの強化を狙う。

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 今回の買収にあたり、ENEOSグループは取得対象の海外アセットと日本国内事業基盤の連携により、一層の収益力強化と競争優位性の確保を目指す方針だ。今後も関係当局やステークホルダーとの対話を重ね、適正な手続きを経て取引完了と長期的な企業価値創出を見据えている。

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