商船三井とバーレーン国営石油会社Bapco Energiesは、Carbon dioxide Capture and Storage(以下、CCS)バリューチェーン構築に向けたCO2の海上輸送と貯留事業の共同検討に関する覚書を締結した。同覚書に基づき、商船三井は液化CO2海上輸送を、Bapco EnergiesはCO2貯留を主に検討するという。
CCSは低・脱炭素社会を実現する有効な手段の一つとして期待されている。両社は、以下の調査を実施して、CO2の分離・回収・輸送・圧入貯留からなるCCSバリューチェーンの将来的な構築に向けて協働するとしている。
- 液化CO2海上輸送コスト、バーレーンでの受け入れおよび長期地下貯留(Bapco Energiesが操業保有する鉱区)にかかるコストの調査・検証
- アジア太平洋域などにおける潜在的なCCSバリューチェーン利用者の調査と、将来的なビジネスモデルの検討