事業開発の初期からデザイナーが参画するメリット
では、実際にデザインをビジネスに活用すると、どのような結果になるのか。ここで、国内外で数々のデザイン賞を受賞し、現在quantumのCDOとして事業開発や経営に携わる門田慎太郎氏が登壇した。
門田氏は、事業開発にデザインを導入した事例として、医療用カテーテルメーカーである朝日インテック株式会社と立ち上げた新規事業「walkey」を取り上げた。コンセプトは、「100年歩けるわたしへ」。「人生100年を充実して過ごすためには、自分の足で歩くことが大切だ」という考えから生み出された、歩行専用のトレーニングサービスだという。ユーザーは、専用のラボで歩行力を診断し、その結果に基づいて自宅でデバイスとアプリを用いたトレーニングを行う。