KPMGコンサルティングは、製造業における新規事業開発の仕組み・組織づくりの再設計、および新規事業を推進する組織基盤の強化に向けた支援サービスを提供開始した。
同社は、製造業における新規事業開発活動の停滞要因を4つ(拙速な着手、戦略の不在、誤った戦術、知見蓄積の不足)に定義し、「新規事業開発の枠組みの再設計」と「成功率を高める組織基盤の強化」の2つのアプローチから、持続的かつ企業価値向上に資する新規事業開発の実現と取り組みの定着を支援するという。
支援内容は以下のとおり。
- 活動憲章策定:新規事業の原点に立ち戻り、目的・意義、目標事業規模などの前提を言語化したうえで、経営陣・事業部門および新規事業部門で共通認識を醸成。経営陣の新規事業に対する解像度と理解度を高め、協力を引き出す
- 参入領域選定:参入意義・参入余地・参入可否の観点を織り込んだ基準を設け、広範かつ多岐にわたる参入候補から自社に相応しい領域を抽出
- 事業アセット棚卸:実際の新規事業に活かすシーンを想定し、過去の事例を踏まえた検討フレームワークをもとに、アセット棚卸の計画・実践を支援
- 全社プラットフォーム機能整備:新規事業開発を一過性の取り組みではなく、企業全社の仕組み・文化として定着させる。組織的な強化サイクルを生み出す全社プラットフォームを構築し、新規事業開発の成功率を上げるための機能を整備