オリンパスは、インド・テランガナ州ハイデラバードにて、研究開発戦略の一環で「オフショア・ディベロップメント・センター(以下、OCD)」の活動を開始した。
同社は、最初の取り組みとして、グローバルに ITサービスを提供するHCL テクノロジーズ(HCLTech)との戦略的合意に基づき、オリンパスのイノベーション創出を推進するとともに、研究開発の体制をさらに強化していく。
ODCの設立とともに、ハイデラバードで数年後の研究開発センターの開設を目指しており、同社の研究開発センターとしては、日本、米国、欧州に続く拠点になる予定だという。オリンパスは、この地域に研究開発拠点を立ち上げることで、研究開発の人材やリソースをさらに充実させ、医療事業の拡大を図っていくと述べている。
また、ハイデラバードにある医療機関「AIG Hospitals」との共同研究プロジェクトを計画しており、オリンパスが医療事業で培った専門性や知見を活用し、世界の医療ニーズを満たすイノベーション創出につなげていくとしている。
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