日本IBMは、東北電力ネットワークの配電設備維持管理におけるフィールド業務において、顧客管理ツールのSalesforceおよび地理情報管理ツールのArcGISを統合したプラットフォーム活用によるDXを実現したと発表した。
これにより、東北電力ネットワークは、これまでの手動管理・属人的な対応から脱却し、伐採管理業務に必要な情報を一元管理するとともに、データを活用した迅速かつ適切な意思決定に加え、中長期的な伐採管理計画立案が可能になったという。
東北電力ネットワークは、同プラットフォームの導入により、モバイル端末による現地での伐採対象エリアに紐づく樹木所有者の検索において75%の業務効率化を見込んでいる。
また、伐採履歴に基づく樹木単位の成長予測と中長期の年間伐採量の自動算出などのダッシュボード機能により、戦略的な伐採計画立案や、モバイル端末での情報検索・確認による現地で完結する業務の拡大、地権者交渉の円滑化などの業務高度化を推進するとのことだ。
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