アトラシアンは、企業戦略の優先事項を関連付け、追跡する経営者向けソリューションである「Atlassian Focus」を発表した。
Atlassian Focusは、戦略上の優先事項に対して、ゴール・作業・チーム・予算を関連づけることで、「Jira Align」の計画機能を補完するもの。
この統合機能により、チームは重要な事項に焦点を当てることができ、リーダーは戦略上の優先事項を軌道に乗せるための意思決定を行いやすくなるという。また組織は、状況に応じて迅速に戦略変更も可能だとしている。
戦略的優先事項のためのハブ
リーダーはゴール・作業・チーム・資金を追跡し、すべてを戦略的優先事項に一致させ、「重点分野」を維持できる。各重点分野には進捗報告など、メンバーからの定性的な情報が含まれるため、チームの進捗状況や障害となっている原因を理解するために必要な背景情報の理解が可能になるという。
戦略的優先事項を「フォーカスエリアマップ」で視覚化
リーダーは企業の構造や業務、チームの場所や業務形態を変えることなく、戦略的優先事項を柔軟に追跡できる。Focusを使用することで、リーダーは組織全体の目標やイニシアティブの関連組織を、リアルタイムで俯瞰することが可能。また、目標が予定から外れた場合、特に重要なサブフォーカスエリアや目標にドリルダウンして状況を把握できるとしている。
AIによるサマリー更新
リーダーは、注意すべき何かが変更されると通知を受け取れる。リーダーは進行中の内容やゴールの進捗状況、注意すべき点の提案、積極的な対応の推奨事項など、重点分野の概要を1クリックで入手できる。
エンタープライズOKR
Focusは、特定の部署内または組織全体に関わらず、組織がOKRフレームワークを取り入れ、管理するための柔軟なアプローチを提供。リーダーは、特定の重点分野にどのOKRが関連しているか進捗状況を評価し、コミットした結果にリスクがある場合はドリルダウンで状況を確認できる。
情報はAtlassianプラットフォームで一元管理されているため、目標の進捗に影響を与えている箇所を特定できるという。
既存ツール間での可視性
JiraとJira Alignを利用して作業の計画と進捗管理を行っているチームは、Focusを利用することで作業を簡単にゴールと結びつけ、チームが現在使用しているツールで作業を前進できるとしている。
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