セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は、ライオンが、Salesforceの消費財業界向け製品「Consumer Goods Cloud」の新機能である「トレードプロモーション管理」を採用したと発表した。
ライオンは、2030年に向けた中長期経営戦略フレーム「Vision2030」で、成長戦略の1つとして「成長に向けた事業基盤への変革」を掲げ、業務の革新と効率化を進めており、その1施策として同機能を採用し、営業活動の変革に取り組み、データドリブンな営業プロセスの確立を目指すという。
ライオンでは、Salesforceが提供するConsumer Goods Cloudのトレードプロモーション管理を導入し、営業活動の計画、実行、モニタリング、精算までを一気通貫で行う。これにより、ツールの分散によるデータのサイロ化が払拭され、販促活動の最適化が期待でき、経営指標に基づいた営業部門指標の確立と営業管理体制、営業活動の改革に寄与するとのことだ。
今回の採用に際しては、アビームコンサルティングが、さまざまな企業の営業改革や店頭施策の改善などを通じて培った経験と、Salesforceの各種ソリューションおよびConsumer Goods Cloudに関する知見を活かし、営業活動全般のプロセス設計や導入までのプロジェクトをリードしていくとしている。
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