若手町長が行動から希望を見出した、新潟県津南町の隠れた価値
基調講演の次に登壇した新潟県津南町の町長・桑原悠氏は、25歳という若さで都市部から地元にUターンし、町議会議員を経て町長に就任した。桑原氏は、「希望がないから行動しないのではなく、行動するから希望が生まれる」という信念のもと、人口減少と高齢化が進む中山間地域において、持続可能な自治体経営に挑み続けている。

津南町は新潟県最南端に位置し、長野県と県境を接する。新幹線の越後湯沢駅から車で1時間程度と首都圏からのアクセスはまだ良好なほうだが、冬は日本有数の豪雪地帯となり、積雪が3メートルを超えることもある。