現代において、問題を分解しても答えに辿り着かない
渡邉 康太郎 氏(takram design engineering クリエイティブディレクター)
――時代の変遷と同時に、求められる人材や能力が変化していることは強く実感します。それに対して、どういったアウトプットやソリューションを見出すべきなのでしょうか?
問題の性質が複雑化すると、分解が難しくなるという課題があります。さらに、問題を分解することで、逆に本質的な意味を見誤る恐れもあります。従来の機械工学的アプローチは、大きな問題を細かく分解して最小問題にまで分け、それを一つずつの部品の機能に落としこむ、という発想に基づいています。