LIXILは、同社の本社オフィス「LIXILHQ」が、日本オフィス家具協会(以下、JOIFA)の主催する「第3回JOIFAオフィスアワード」で優秀賞を受賞したことを発表した。

「JOIFAオフィスアワード」は、これからの働き方とそれに適したオフィスの提案や普及活動を行っているJOIFAが継続的にオフィスの改善を行いながら経営に貢献している優れた事例を表彰するもの。今回は全10社がエントリーし、1、2次審査を経て4社が優秀賞に選出された。
「LIXILHQ」は、「『第二の家』という明快なコンセプトが、空間としても働き方としてもうまく実現されているようにうかがえた。リモートワークがかなり推進されており、どういう時にオフィスに来たいかが明確化され、それに合わせて空間と仕組みがデザインされているのが良い。経営者の理念とその表現に整合性がある。また、『Activity Based Working(ABW)』の理解とその実現に向けての姿勢が強く感じられた」との評価を受け受賞となった。
LIXILでは2019年から働き方改革の一環として、デジタルコミュニケーションツール「Workplace」の導入やITインフラの整備やDXの推進、スーパーフレックス制度の導入など、リモートワークとオフィスワークのハイブリッド型をはじめとする多様で柔軟な働き方を推進している。従業員のワークライフバランスの向上をサポートし、よりインクルーシブな職場環境の構築につなげているという。
こうした考え方に基づき、オフィスは個人が集中して執務にあたる場所ではなく、対面によるコミュニケーションやコラボレーションをサポートする場所へと位置づけ、コロナ過2022年に本社を現在のオフィスビルへ移転。床面積は以前の10分の1に縮小し、従業員の出社率は7~8%を維持しているとのことだ。

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