Institution for a Global Society(以下、IGS)は、常陽銀行がIGSの能力測定ツール「GROW」により取得したスキルデータを活用し、営業成果の関係性を示す情報として開示したことを発表した。

常陽銀行は、企業ごとの人材要件に応じた能力(スキル・コンピテンシー)を可視化するGROWを活用して約1,500名の営業担当者のスキルを評価し、そのデータと営業成績との関係性を統計的に分析。その結果、営業担当者のスキルレベルが1段階上がることにより、法人部門で平均12%、個人部門で平均6%の営業成績向上が見られるという傾向が確認された。さらに、特定の研修受講や資格取得がスキルおよび営業成果の向上に関連している傾向も明らかとなっている。
常陽銀行は2023年度より、IGSが運営事務局を務める「人的資本理論の実証化研究会」にも参画。今回の開示は、スキルデータをもとにした人的資本投資の費用対効果(ROI)を可視化する取り組みの一環で、人的資本と企業価値の関係を開示情報として提示した先進事例のひとつとなる。
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