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ビジネスモデルの競合分析を“顧客目線”で可視化する

第6回

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成功するビジネスモデルに共通する「価値提案」の定義手順

 最後に、価値提案の定義手順を整理していきましょう。

価値提案の定義手順図10.価値提案の定義手順

  1. ターゲット顧客に対する価値提案を説明し、必要に応じて価値コンセプトを考えてみる。
  2. それぞれの価値提案を1つ以上のオファーに分解し、価値論拠、価値レベル、価格レベルの3つの属性を定義する。必要に応じて価値ライフサイクルの定義を行う。
  3. アトリビュートマップ、戦略キャンバス、価値マップなどを活用して、ターゲット顧客からみた競合他社との違いを可視化する。

 これらの手順は、現状のビジネスモデルを確認するための出発点です。皆さんにおかれましては、バンドリング/アンバンドリングによって新しいプロダクトを生み出し、価値論拠/価値ライフサイクル・マップを検証することにより新しい価値を付加するためのサービスのアイディアが生まれてくることを期待しています。

 ところで、「ターゲット顧客」はどのように定義するのでしょうか? このビジネス要素は次回のテーマです。

 注1) 『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(クリス・アンダーソン著)を参考。

 注2) 『脱「コモディティ化」の競争戦略』(リチャードA.ダベニー著)を参考。

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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