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プレイドとトリドールHD、丸亀製麺全店舗向け「ハピカンダッシュボード」を共同開発

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 2025年10月15日、プレイドはトリドールホールディングスとともに、心的資本経営のKPIデータを集約・可視化する店舗向け「ハピカンダッシュボード」を開発したと発表した。このダッシュボードは2025年12月より、トリドールホールディングスが展開する丸亀製麺の全店舗で導入される。

 トリドールホールディングスが2025年9月より始動した「心的資本経営」とは、「従業員の心の幸せ」と「顧客の心の感動」の双方を企業成長の重要資本と位置づけ、持続的成長を目指す新たな経営思想である。この考え方のもと、従業員の幸福実感を「ハピネススコア」、顧客の感動を「感動スコア」、店舗売上などを「繁盛スコア」として定量化し、好循環を生み出す「ハピカン繁盛サイクル」を構築している。

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 「ハピカンダッシュボード」は、これら3つのスコアを一元的に集約・可視化し、店舗で働くすべての従業員が日常的に参照可能なツールとして設計された。従来の数値やグラフの羅列にとどまらず、従業員が毎日アクセスしたくなるUIやアニメーションを採用しているのが特徴だ。ダッシュボードには、従業員の気づきや改善アクションを提案するAIレコメンド機能も搭載されており、内発的動機の醸成と店舗運営の最適化を支援する。

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 開発には、プレイドのプロフェッショナルサービス「PLAID ALPHA」が主導的役割を果たした。体験設計、ユーザーインターフェース構築、技術実装まで包括的に支援した。「KARTE CXプラットフォーム」や「KARTE Craft」など、プレイドが持つリアルタイムデータ解析・管理基盤が活用されている。さらに、ダッシュボード内のデータは「KARTE Datahub」に集約され、静的ホスティング機能「Craft Sites」で可視化されている。

 また2024年4月から、プレイドはすでに丸亀製麺店舗の感動スコアのリアルタイム可視化やフィードバック仕組みの支援を行っており、今回のダッシュボード開発にはそのノウハウが生かされている。ダッシュボード導入後の運用や機能拡充についても、プレイドの支援は継続される予定だ。

 労働人口減少・人材確保競争が続く外食産業において、トリドールホールディングスは「人」に着目した経営強化を推進する。プレイドも「データによって人の価値を最大化する」取り組みをミッションとして掲げ、人の力を引き出すデータ活用・テクノロジー活用に双方が注力する構えだ。

 今後は、現場スタッフの日々の働きがいと顧客体験の好循環を技術で支援し、持続的な店舗成長を図る。

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Biz/Zine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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