Uniposは2025年11月27日、自社イベント「Unipos Bridge 2025」にて、同社運営コミュニティ「Uniposカルチャー共創本部」主催の表彰企画「Uniposカル本アワード2025」の受賞企業を発表した。本アワードは2023年から始まり、今年で3回目の開催となる。目的は、組織文化や風土の変革における先進的な取り組みとその成果を表出し、知見・学びの共有を通じて企業の枠を越えたカルチャー変革の推進を図ることにある。

受賞は全7部門で実施され、各部門での主な受賞理由は以下のとおりである。
スモールチーム部門「ベストカルチャー変革賞」には、ベアレン醸造所が選ばれた。同社は従業員や家族、地域社会とのつながりを重視し、理念の実現につながる継続的な取り組みを展開。家族会や1on1ミーティング等を通じて全社一体の企業風土を育成し、感謝や挑戦の言葉の習慣化など、地域とともに成長する企業文化を築いたことが評価された。
ミドルスケール部門の「ベストカルチャー変革賞」にはRe-grit Partnersが選出された。経営と社員が一体となってカルチャー変革を設計。行動規範・スローガンの実践や評価制度の工夫、経営層・新卒双方の発信を通じて、社員主体のカルチャー浸透を実現している点が評価された。
ラージスケール部門の同賞は富士製薬工業が受賞。社員主体のプロジェクトや中期経営計画への参画、称賛活動の推進により、社員一人ひとりの挑戦を後押しし、自律的かつオープンな組織風土への着実な変革を達成している。
そのほか「カルチャー変革Unipos賞」ではアルクが受賞。Uniposと新卒教育、評価制度など複数の施策を連動させ、称賛文化が定着。若手社員の成長と企業全体の活性化につなげた。
「カルチャー変革ルーキー賞」は、旭化成 千葉開発センターと大和工業が同時受賞。旭化成は安全活動と称賛文化を融合し、「安全×称賛」の新たな職場文化を推進。大和工業は創立75周年を機に新理念と行動指針を策定し、全社員を巻き込んだカルチャー浸透を進めている。
また、「カルチャー変革推進リーダー賞」にはアーレスティの羽石将弘氏が選出された。社内称賛文化の浸透に向けて、理論と情熱を両立させた取り組みとリーダーシップが認められた。
Uniposはテクノロジーとコンサルティングで人と組織の力を引き出し、今後も知見の共有とカルチャー変革支援を続けていくとしている。今回のアワードを通じて、業種・規模を問わず企業の組織風土改革の姿勢と工夫が広く認識された。
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