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NEC「BluStellar Update」発表。Anthropicとの提携で描くAIネイティブ企業

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 日本電気(以下、NEC)は2026年4月24日、新たな成長戦略を発表する会見「BluStellar Update」を開催した。同社が目指すのは、AIを前提として企業や事業のあり方そのものを組み替える「AI Native Company」への変革である。会見には、執行役 副社長 兼 COOの吉崎敏文氏、執行役 Corporate EVPの木村哲彦氏、執行役 Corporate EVP 兼 CAIOの山田昭雄氏の3名が登壇し、それぞれ「全体戦略と組織・人材」「ビジネスモデルの変革」「テクノロジーの進化」という切り口から、自社のデジタルトランスフォーメーション事業を牽引するブランド「BluStellar」の次世代構想を語った。米Anthropic社とのグローバルパートナーシップの締結や、2030年度に向けた大幅な業績目標の上方修正など、AI市場の拡大を見据えた会見の詳細を、3氏の発言を中心に紐解いていく。

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「AI Native Company」への変革とAnthropic提携

 会見の冒頭、吉崎氏はNECが目指す姿として「AI Native Company」を掲げた。吉崎氏によれば、現在求められているのは経営や事業、組織の前提そのものを組み替えることであり、NECが重視しているのは「AIを前提に自らを絶えずアップデートしていくこと」と「人が人間性を十分に発揮するためにAIをどう生かすかを追求すること」の2点である。一部の業務がAIに置き換わるのではなく、価値が生まれるプロセスそのものが変わり始めているという認識だ。

日本電気株式会社 執行役 副社長 兼 COO 吉崎敏文氏
日本電気株式会社 執行役 副社長 兼 COO 吉崎敏文氏

 こうした市場環境の変化を背景に、吉崎氏は既存のDX事業「BluStellar」を次のステージへと進める「BluStellar Update」を発表した。2026年度からを「BluStellar 2(AI変革移行期)」、その次を「BluStellar 3(AI変革定着期)」と位置付け、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3つの軸で変革を進める方針を示した。この変革により、経営の深化、競争力の進化、適用範囲の拡大という3つの価値を顧客に提供していくという。

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 吉崎氏のパートで特に注目を集めたのは、米Anthropic社との日本企業初となるグローバルパートナーシップの締結である。吉崎氏は「彼らの最も進んだテクノロジーだけでなく、AIネイティブなカルチャーこそ我々が学ぶべきものだ」と語り、提携の3つのポイントを挙げた。第一に、BluStellar ScenarioのAX化において同社の生成AIモデル「Claude」を活用したデータドリブン経営支援ソリューションを開発すること。第二に、法規制準拠や高いセキュリティが求められる金融・製造・自治体向けの開発や、サイバーセキュリティ領域に注力すること。そして第三に、シナリオへの展開や共同開発を迅速に進めるため、NECグループ3万人のエンジニアを対象に「Claude Code」を導入し、グローバルでAX人材を育成することである。

 さらに吉崎氏は、組織・人材の変革についても言及した。研究開発とビジネスを一体化する「Technology & Innovation」組織へと進化させ、ビジネス化のスピード感を高めていることを強調。また、NECの実践ノウハウをもとにした人材育成プログラム「BluStellar Academy」を全面的にリニューアルし、AIエージェントを活用した動的な評価や最適化された育成メニューを提供することで、顧客のAIネイティブな組織作りを支援していくと述べた。

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 これらの戦略を背景に、吉崎氏は2030年度の目標を上方修正し、売上収益1兆3,000億円、調整後営業利益率25%を目指すという力強いコミットメントで自身のパートを締めくくった。

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全シナリオのAX化へ。価値創出を加速するビジネスモデル変革

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この記事の著者

梶川 元貴(Biz/Zine編集部)(カジカワ ゲンキ)

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