サイボウズは、2026年7月に実施した「大企業におけるAI活用実態調査」の第1弾(AI活用の方針・浸透状況編)を公開した。

従業員数1,000名以上の企業551社(情報通信業を除く)の経営層およびIT・DX部門の所属者が対象で、AI活用戦略を策定済みの企業は63%、AIを全社的に推進・活用している企業は60%だった。一方、AI活用が組織全体の変革・業務変革に直結している企業は21%に留まった。「一部の部門・業務で活用している」25%、「試験導入・PoC段階」8%を合わせると、9割超の企業が何らかの形でAI活用に取り組んでいる。


全社員に対する利用率は「40~60%未満」が24%で最多、「80%以上」は14%だった。用途は「文書作成・メール作成・議事録作成」が83%で最も多かった。成果では「一部の業務で効果は出ているが全社には広がっていない」が31%で最多となった。


AI活用戦略の内訳は「全社に共有されている」37%、「一部の担当者のみ把握している」14%、「全社に浸透している」12%で、「特にない」は17%だった。推進体制では、「経営層が示した方針に沿って推進組織が実行している」45%と「経営層がAI活用を主導し意思決定している」27%を合わせた72%で経営層が関与していた。経営層が主導・意思決定する企業の90%が全社的にAIを推進・活用している一方、経営層がほぼ関与していない企業では23%に留まった。



課題は「使いこなせる人材が少ない」49%、「AIの回答精度・信頼性に不安がある」40%、「セキュリティ上の懸念が解消されていない」37%の順に多かった。人材育成に取り組む企業は76%に上る一方、専任のAI推進チーム・組織がある企業は34%だった。プロンプト・活用ノウハウを組織的に共有している企業は44%、KPIを設定し定期的に測定・評価している企業は28%だった。今後の活用拡大領域は「業務自動化・プロセス自動化」61%、「データ分析・意思決定支援」54%が上位となった。



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