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GEのシニアUXリサーチャーが語る、デザインをリーダーシップレベルで管理する5つの原則

Service Design Network Conference 2016セミナーレポート第2回:

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 2016年1月23日、慶應義塾大学日吉キャンパスにて、Service Design Japan Conference 2016が開催された。同会議は様々な事業分野に広がるサービスデザインの実践の現状を把握し、今後の課題を探ることを目的としたもので、日本での開催は3回目。本レポートでは、GE EnergyのシニアUXリサーチャーによるインダストリアルインターネットに関する発表について紹介する。

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重工業界で進む大きなモノのインターネットの取り組み

 「世界中で最も大きな問題に取り組み、解決し、デザインをリーダーシップレベルにまで引き上げたい」との思いから、いろいろな業種を手がける小さなデザインエージェンシーからGEのエネルギー事業部に転職したというGE Energy シニアUXリサーチャーのカトリーヌ・ラウ氏。デザイン的な視点からエネルギー関連の問題に取り組んでいる。

 ラウ氏が手がけるのは、風力発電、ジェットエンジン、ガスタービンなどの大きな機器に関わる大規模なIoTだ。GEではこうした取り組みを「大きなモノのインターネット」(Internet of Big Things)、またはインダストリアルインターネットと呼んでいる。

 ラウ氏によれば、インダストリアルインターネットは、2020年までに2兆ドルものビジネスチャンスをもたらす可能性があり、2025年までにネット接続される様々な種類のデバイスを含む産業関連資産の数は450億にのぼる。

 ラウ氏がインダストリアルインターネットにおいて重視しているのは、無駄の排除だ。

航空機の燃費を1%改善できれば、15年で300億ドルも節減できます。石油ガスの探索開発で資本投資を1%削減できれば、15年で900億ドルもの経費節減になります。そうした省エネが実現できれば、産業部門において非常に大きなインパクトがあるでしょう。

タイトルカトリーヌ・ラウ(GE Energy シニアUXリサーチャー)
彼女は現在、GE Energy シニアUXリサーチャーとして世界最大のエネルギー企業に多大な影響をもたらす仕事をしています。これまでも9年以上にわたって、ヘルスケア、リテール、通信といったさまざまな産業においてチームのファシリテーションをしてきました。
GE以前はデンマークと米国でコンサルタントとして活動し、Fortune500企業、NPO、ヘルスケアグループ企業で、サービスイノベーションを通じて、ビジネス課題の特定からユーザー側の問題の解決に至るまで広く支援してきた経験があります。

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