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デジタルガレージ、ブロックチェーン技術開発のBlockstreamに出資しFinTechで連携へ

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 デジタルガレージ(DG、東京都渋谷区)は、全額出資子会社で投資・育成事業を手がけるDGインキュベーション(DGI、東京都渋谷区)を通じ、ブロックチェーン関連技術の開発を手がけるBlockStream(カナダ・モントリオール)に、Horizon Capital、AXA Strategic Venturesなどと共に出資した。Blockstreamは、今回のSeriesA増資で5500万ドルを調達した。(画像はBlockstreamのWebサイトより)

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 2014年1月創業のBlockstreamは、ビットコインの開発を手がけてきた第一線の技術者が数多く所属し、暗号通貨やビットコインの基盤技術であるブロックチェーンをさまざまな業界や用途で利用するための先進的なプロダクト開発を行っていることで知られている。

 創業後間もない2014年11月に、LinkedIn創業者のReid Hoffman氏とKhosla Ventures、Real Venturesをリードインベスターとして、2100万ドルの増資を行ったことでも注目を集めた。

 Blockstreamは、2015年10月に、ブロックチェーン関連サービスの開発を促進するためのオープンプラットフォーム技術「サイドチェーン」を発表している。サイドチェーンは、ビットコインで用いられるブロックチェーンと連動しながらも、ブロックチェーンから分岐した形で新たな技術開発が行えることを特徴としている。

 このため、例えば、さまざまなデジタル通貨を束ねるプラットフォームや、契約書で定義した手続きを自動化する「スマートコントラクト」の仕組みを開発することが容易になるという。サイドチェーンの技術は、オープンソースとして公開しており、ブロックチェーン関連サービスの開発に誰もが利用できるのも特徴だという。

 DGは今回の出資を契機に、Blockstreamの技術を利用した日本市場向けのFinTech関連サービスの開発と実証実験を、さまざまな企業と連携するオープンイノベーション形式で行っていくという。具体的には、米国ですでに注目を集めている「リーガルテック」(法務のIT化)領域において、DGIの出資先である弁護士ドットコム(東京都港区)と連携し、同社のクラウド契約サービス「クラウドサイン」を発展する形で日本の商習慣に最適化したスマートコントラクト・システムを開発することを検討している。

 このほか、デジタル通貨や各種ポイントサービスなどを利用可能な次世代決済プラットフォームの開発をクレジットカード会社や銀行とコンソーシアムを組織しながら進めることなどを予定しているとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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