この特許は、3Dモデルデータや2D設計図データ、素材や後処理、納期、配送先地域を含むリクエスト情報を解析し、ネットワーク化した世界中の工場から最適な製造工場を自動選定しマッチングを行うシステムだという。
この特許では、発注者とデジタル製造業者の最適なマッチングにより、受発注時に係るコミュニケーションコストの大幅削減が可能になるという。カブクは、今後、特許を活用したサービス開発・提供を進め、グローバルな3Dプリントおよびデジタル製造業界の発展支援に努めていくとしている。
カブクは、デジタル製造技術をコアテクノロジーとした、ハードウェアとソフトウェアとデザインを融合したプロダクト・サービス開発を行っている。「Rinkak Business」では、法人向けに3Dプリント技術のソリューション提供、デジタルクリエイターが世界で活躍するにあたってのサポート、産官学連携による先端技術研究等に携わっている。2014年には電通との業務提携を行い、トヨタ、ロフト、コンランショップ、カルピス、フジテレビ、TBS、博報堂との協業実績があるという。
また、「Rinkak Factory」では、3Dプリンターで製造する工場向けのクラウド基幹業務クラウドサービス「Rinkak 3D Printing Manufacturing Management Service(Rinkak 3D Printing MMS)」、世界中の顧客から3Dプリンター出力の製造受託できるパートナープログラムを提供している。
さらに、 オープンイノベーション型マーケティングインフラとなる唯一の3Dプリントサービス「Rinkak Marketplace」を提供し、アジアで最大の3Dプリント製品のマーケットプレイスにまで成長しているという。