佐々木正悟
心理学的見地にもとづいた効率的な仕事ノウハウに定評があり、 書籍やオンライン連載の執筆の傍ら、「タスク管理」「時間管理」のコンサルタントとして活動。
海老名久美
Webメディアを中心に、書評やアプリレビューなどの記事を多数執筆。仕事のために、国内外のテック系ニュースを幅広くチェックしている。
SNSからはじまるビジネス
佐々木「海老名さんは、TwitterやFacebookなど、いわゆるSNSも頻繁に使ってると思いますが、仕事にも活用されていますか?」
海老名「はい。最近は、Facebookメッセージで仕事のお話をいただくことが、本当に多いです。佐々木さんも、セミナーの告知や著書の宣伝などは、SNSを使ってされてますよね。」
佐々木「ええ。やはり、幅広く知ってもらうためには、SNSも欠かせません。特にMacでお勧めのアプリはありますか?」
海老名「Twitterでは、動作の軽い「夜フクロウ」と、TweetdeckのChrome版を主に使っています。リストを一覧できるのが便利なので。」
佐々木「「夜フクロウ」は使い勝手がいいですよね。他には?」
海老名「Facebookメッセージ用には「Chatty」、中国版Twitterと言われるWeibo用には「WeiboX」というアプリを使っています。どちらも、公式サイトをいちいち開かなくても使えるので便利です。」
マスメディアよりSNSのほうが頼りになることが増えた
(以下、佐々木)
「あ、地震!」
そういう時、以前はとっさにNHKニュースをつけていましたが、最近は、NHKのニュースを見るよりも先に、Twitterを見ることが多くなりました。
ニュースの速報性はどちらも同じくらい「速報」ですが、「生の声」が読めるという点では圧倒的にTwitterです。マグニチュードや震度はわからなくても、人がどう感じているかがわかります。
他にも、人身事故などがあって、打ち合わせに遅れそうだというとき、もっとも頼りにするのはTwitterであり、運がよければFacebookが頼りになります。
マスメディアには載らない、載せようのない情報というものが、どうしたってあるものです。それらはしばしばビジネスでも必要な情報だったりします。規模が小さいものだと特にそうです。
私自身、新刊を上梓したり、セミナーを開催するとき、情報を発信するとすればまずTwitterです。個人で「新聞広告」などできませんし、私の本を待ってくださっている読者さんもいます。
そこまでたくさんの人が必要としないけれど、必要とする人が確実にいるニュースは、いまの時代、SNSで流すのが一番自然です。